選挙期間中に無免許運転で事故を起こした木下元都議の初公判が行われました。
本人は最後の意見陳述で謝罪の意を示し二度と交通違反を行わないと言っていますが交通違反の回数に関しては多いとは思っていなかったようです。
クルマに乗る必要があるのに交通違反を重ねたのはなぜかといった記者の問いに本人からは「おっしゃるほどたくさんでしょうか」といった発言が飛び出しています。
発言の一部だけ切り取るのはフェアでないといった話はもちろんあるのですがふとしたところで本音が出てしまうこともありうる話です。
4年で12回も交通違反を繰り返しているのは常識的に考えて「たくさん」としか言いようがありません。
実際2019年のゴールド免許率は約59%でした。
ペーパードライバーも含まれてはいるもののそれでも半分強は無事故無違反です。
もっとも残りの41%は検挙されているのではありますがそれでも1回、2回といった回数が多く12回もという人はなかなかいません。
12回ぐらいたいしたことないと思っているのだとしたら実際にはあまり反省していないのではないかという気もします。
ただ事故を起こせば被害者のみならず事故を起こした本人だって危険なのは言うまでもありません。
さすがにまた立候補して当選するかどうかはまったく不明ですが今度こそ事故を起こさないでほしいものですね。
なお懲役10か月が求刑されており検察は「常習性が認められ極めて悪質、交通法規順守の意識が欠落している」と主張しています。
「おっしゃるほどたくさんでしょうか」発言はそれを裏付ける内容であると裁判官が解釈するかどうかは何とも不明ですが2月15日の判決はどう出ることやら…