共通テストのカンニングが問題になっています。
試験中に世界史Bの問題をスマホで撮影してネットで一流大学の学生に問題を答えさせるというものです。
高2の現役女子高生と言って家庭教師の実力があるかどうかという名目で共通テストの問題の解答を依頼したとの話でしたがネット上で実際とは異なる年齢や性別を語る人はいるもののまさか相手が現役受験生で実施されている最中の共通テストの問題だったとは夢にも思わなかったことでしょう。
とはいえこの種の話はこれまでにもあり実際ヤフー知恵袋に実施中の京大入試の問題を携帯で投稿し外部者に回答させるというカンニング事件が2011年にありました。
なお他にも同一人物が同志社、立教、早稲田でも同様の手口で実施中の試験問題を投稿しています。
スマホでカンニングをするリスクは十分想定されるものですが入試で携帯を使ったカンニングは10年以上前の話なので風化し試験監督も油断していたのかもしれません。
スマホについてはカンニングで使えないようあらかじめ電源を切った上で透明でない封筒に入れ封をし試験時間中に使用できないよう十分対策をすべきでしたが2台目も隠し持っている可能性も想定し会場の受験生全員がスマホを封筒やカバンにしまったとしても十分に注意する必要があったと言えます。
コロナ禍で試験監督も必要最小限に絞らざるを得ませんが入試はこれからが本番です。
今回のような不正が行われないようしっかり対応してほしいものですね。