一昨日、足立区の西新井駅で爆発事故が起きました。
けが人も出ています。
突然、券売機近くに置いてあったコーヒー缶が爆発したとのことですが中身はコーヒーでなくアルカリ性の洗剤だったそうです。
アルミ缶にアルカリ性の洗剤を入れると化学反応で爆発が起きるのですがテロや無差別殺傷事件が多発するようになった社会なのでまた何か同種の事件ではないかとニュースを見た直後に思いました。
ただ防犯カメラに空き缶を放置する男が映っており確保されたのですが犯人の供述によると勤め先の洗剤をコーヒー缶に入れて持ち帰り自宅で使おうとしたといった動機が判明しています。
アルカリ性の洗剤でアルミが化学反応を起こし水素を生成しそれが爆発の原因となるのですが爆発させてしまった本人はそれを知らなかったか、知っていたけどちょっとぐらいなら大丈夫だと思ったのかは不明です。
缶コーヒーもボトルキャップで開け閉めできる仕様だと入れ物としても便利で再利用する人もいる、余っている洗剤がもったいないので生活費の節約のため自宅に持ち帰って使おうとする人も考えられる話でテロでなく事故として洗剤入りアルミ缶の爆発が起きるのもあり得る話ではあります。
実際10年ぐらい前にも丸の内線で突然洗剤入りのアルミ缶が爆発し持ち主も勤務先の飲食店で使っている業務用洗剤をアルミ缶に入れて持ち帰り自宅の掃除をするつもりだったと語っています。
なおこの事故でもけが人が出ています。
実際はテロだったとしても間違ってアルミ缶に洗剤を入れてしまいそれをうっかり放置してしまったと言い逃れするパターンも想像できますがいつ爆発するか分からない代物で所持者自身も大怪我をするリスクもありますからウソは言っていないかなとは思います。
とはいえテロでも事故でも周囲に危険が及ぶリスクはあるわけでアルミ缶にアルカリ洗剤を入れてはいけないことをしっかり周知する、アルカリ洗剤やアルミ缶飲料の容器にそれぞれ化学反応で爆発するリスクも記載するのもよいかもしれませんね。