フジテレビ系のニュース番組めざましテレビで「ユニクロみたいな安い服」発言がネット上で話題になっています。
別に発言主の谷原氏本人には一般国民を馬鹿にする意図はなかったのでしょうがこの発言に対しユニクロはむしろ高い、金持ちにとってはユニクロが安く買えるだけ、といった反応が出ています。
実際ユニクロは何だかんだで色々買うと1万円以上になってしまうこともけっこうあってユニクロより安いGUで買う人も少なくありません。
とはいえユニクロは元々90年代末期に安くても品質がよいベーシックな服として売り出し大ヒットして現在の地位に至った歴史があります。
谷原氏は50歳ですが年齢的にユニクロは安いという90年代の若かった時代の意識のままアップデートできず2023年を迎えてしまったのかもしれません。
ただ時代は変わった、というか失われた30年初期の90年代より貧しくなっています。
そしてユニクロ自体品質もデザインもよくなっておりそんなに馬鹿にできるようなレベルのブランドでもありません。
さらに全国の労働者の7割が中小企業で働きその中小企業の7割が賃上げする予定がないと言っていますがつまり7割×7割で4割9分、それに加えて大企業でも賃上げしないところもあるので労働者の半数以上が賃上げされないという状況になってきます。
そんな中で格差を感じさせるような発言をしてしまえば炎上しても不思議ではありません。
お金に困っていないと中々お金に困っている層の状況に無関心あるいは誤解をすることも出てくるでしょうが人気商売をするんだったらそのあたりのこともきちんと勉強してアップデートした方が良かったかもしれませんね。