331ページ目 英国五輪開催支持

五輪開催に対する厳しい日本の世論が多数を占める中、英国のジョンソン首相は日本のオリンピック開催について全面的に支持するとの表明を行いました。

日本も大変ですが英国はもっと大変なことになっていてコロナの死者はすでに10万人を超えています。

五輪の予選も行えているかどうかわかりませんが英国も五輪どころではないといった世論があるんじゃないかと思います。

そういう状態での今回の五輪開催支持の表明ですがいったい何があったんでしょうか?

 

開催を望む選手もいるというのも理由なんでしょうが英国のTPP加盟申請もひょっとしたら関係があるんじゃないかと思わなくもありません。

TPPはアジア太平洋地域の経済協力協定ですが英国は地理的に全く関係ありません。

にもかかわらずTPPに加盟申請するのはEU離脱の経済的悪影響が大きくそのダメージを補うためという意図があったのかもしれません。

アストラゼネカのワクチンが日本国内で製造されることになりましたが虎の子のワクチン製造を他国に委託するのも何かそれなりの見返りがあっても不思議ではありません。

 

TPPは多国間条約で英国がTPPに加入できるかどうか知りませんがもし仮に英国がTPPに加入した場合、ウイスキー、革靴とか財布やバッグ等の革小物、医薬品、金融などで関税が安くなる、国内で流通が増えるといった可能性がありえます。

コロナワクチンを1年以内に開発できる製薬会社の存在は心強いですが革製品あたりはけっこう大変そうです。

消費者の立場としたらホワイトハウスコックスとかのブライドルレザー小物が安くなるのはありがたいんですが日本も革製品の伝統がかなりあって靴大手のリーガルがコロナの影響による革靴離れでリストラをするなど苦しいものがあります。

TPP加盟はどうなるかはともかく五輪支持とワクチン提供で日本はかなり英国に借りを作っている状況ですが今後貿易関係で何か日英で動きがあるかもしれませんね。