531ページ目 パラマラソンで密も橋本委員会会長は密を認めず

パラリンピック最終日の本日、パラマラソンが東京で行われました。

テレビ観戦が呼びかけられていたものの東京でのマラソンということで案の定多数の観客が沿道に集まり密を作っていました。

デルタ株の感染防止のためには1密でも避けてほしいとの政府の呼びかけは効果が薄かったようです。

 

が、同じく本日の大会総括記者会見で橋本組織委員会会長はパラマラソンについて密はなかったとの認識を示しています。

ネット上のニュース映像はフェイクで実際には人が居なかったとでもいうのでしょうか。

あるいは橋本氏の目がよくなかったのか。

まあ人間見たいものしか見えなくなることはよくある話で特に偉い大先生ほど世論の風向きや支持率などを見誤る、本人の願望が混じった都合のいい解釈と予想により現実と乖離した判断を行うといった話もよくあることです。

今回の橋本氏の見解も本人の願望が大きく影響し沿道で密を作る人々が見えなかったということなのでしょう。

 

橋本氏がオリパラに並々ならぬ執着があるのは周知の事実ですが沿道の密まで見ないのは果たしていかがなものでしょうか。

都合の悪い事実を見ない姿勢が前例のない第5波で多くの犠牲者が出た、医療用資材の大量廃棄などコロナ以外の理由による浪費が発生した、菅内閣が1年という短命政権に終わった、といった結果を招いたのですがつくづく反省がない人々だと思います。

状況が許せば近い将来また日本でオリパラを開催したいと言っていますがおそらくまた同じことになるのが目に見えています。

もっとも日本の夏が最北の政令指定都市である札幌も含めてとてつもなく競技を行うのに不適であることは世界中の選手が体感しており実際に日本で夏季五輪が行われるかどうかは不明です。

ただそういった事情がなかったとしても今回の橋本氏の客観的事実すら認めない姿勢を見て改めてもうオリパラは懲り懲りです。

今日でパラリンピックも終了ですが後始末も見たいものだけ見て不都合な帳簿類は見なかったことにするといったいい加減な話にならないようにしてほしいものですね。