231ページ目 二階幹事長、事務次官以外お断り

何やら自民党の二階幹事長に対する法案説明は事務次官対応にするといった話が自民党幹事長室から出ているらしいです。

事実なら歴代幹事長と比較してもずいぶんと尊大なことをするものだと思います。

そんなに威張ってどうするんでしょうか。

偉い俺様に忖度しろといった姿勢は前時代的とすら言えます。

 

…が、ふと思いました。

二階氏のような難しいタイプの高齢政治家への対応は出世レースで勝ち上がってもうそれ以上のポストがなく1、2年後には辞めることが確定している事務次官が全部やるのが意外と合理的かもしれません。

中堅クラスの官僚は政治家への説明以外にもやることは山ほどあります。

遠からずやめることが確定している事務次官なら二階氏の不興を買っても別に問題はありません。

政治家に言いにくいような話は下っ端に振って保身を図るといった手法もとれなくなります。

案外、大物感を演出したい二階氏と事務次官以外の官僚の利害が一致したので上述のような話になったのかもしれません。

実際のところどうなっているのか知りませんが政治家への説明を上級幹部クラスが担当して中堅以下は実務に専念するというのも効率的な運営に資する面があるかもしれませんね。