213ページ目 石破派と岸田派どうなる?

先月の自民党総裁選で国会議員からの徹底した不人気ぶりがあらためて浮き彫りになった石破氏ですが本人が代表となっている石破派の会長を辞任する意向を表明しました。

本人の弁明によると総裁選で結果を出せなかった責任を示すためとのことです。

 

石破派はもともと石破氏が自ら立ち上げた派閥ですが会長辞任後はどうするんでしょうか。

もっとも後任会長の話はしていないとのことで目立たないようにするための辞任かもしれません。

派閥自体が昔の中選挙区時代と違って選挙の互助会というより政策の勉強会的な性質が強くなっており別に石破氏が会長でなくても案外問題ないのかもしれません。

 

一方で総裁選で敗北した岸田氏の方はどうか。

そっちもそっちで派閥の前会長である古賀氏との関係や山口選挙区をめぐる二階派とのつばぜり合い、新たな勉強会の立ち上げ、麻生派谷垣グループと合流し大宏池会結成を目指す等の動きがニュースで取り上げられていました。

総裁選前から発信力が弱いといった話がありましたがそれを意識しての行動といったところでしょう。

とはいえ無役になり注目度も下がっている状態なので埋没感は否めません。

次以降を狙って禅譲を期待せず自力で何とかしようとする姿勢はともかくかろうじて議員票で石破氏を上回ったのは石破氏が2位になるのも気に入らないという徹底した石破嫌い票があったからであって地方での不人気ぶりはかなり厳しいものがあります。

 

総裁選が終わって1か月たちましたがむしろ負けてからが正念場なのかもしれませんね。