文部科学省が中学生の学校へのスマホ持ち込みを認める方向で検討しているようです。
校内での使用は制限するものの防犯や緊急時の対応のため必要とのことです。
90年代からポケベルやPHSが女子高生の間で流行りあっという間に若年層にモバイル機器が普及しましたが非行防止の観点から原則として学校への持ち込みは禁止で教師に見つかったら没収という厳しいルールがありました。
ただ現代ではスマホなしの生活はもう考えられない状況になっているので学校へのスマホ持ち込み禁止はさすがに時代遅れの規制と判断されたのでしょう。
実際、震災など緊急事態が発生した場合の連絡や犯罪に巻き込まれた場合における位置特定など緊急時の対応や防犯対応に効果はあります。
逮捕された河井前法務大臣の行動とその接触者の行動もスマホのGPS機能で筒抜けになっていました。
必要性を考えるとスマホ持ち込み解禁は妥当ではありますが教師の目が届かない場所での使用はどうするんでしょうか。
もっともすでに現状でも多くの子供がスマホを学校に持ち込んでいるので今更解禁したところで現状の追認でしかないのですが公に持ち込みを認めることになるのでルールを決めるのもそれを順守させるのも色々大変そうですね。