776ページ目 体育座り、実はヤバかった?

連休最終日、特にすることもなくだらだらとネットサーフィンをしていると「「体育座り」は悪影響が多い? 生徒から廃止求める意見、改めた学校も 」といった記事を見かけました。

記事を読むと内臓を圧迫し座骨の痛みが出るといった体への悪影響が記述されています。

何やら1965年の学習指導要領の解説書で手遊びがしにくくなり省スペースといったメリットが記述されそれが定着し現代に至ったようです。

やはり昭和の科学的な効果を無視した風習だったようですが当時としてはやむを得なかった面もあります。

子供が落ち着かず手いたずらで前後左右の子供にちょっかいを出さないように手は膝を抱えるようにして動かさないようにしておけば集団行動中のアクシデントを減らせます。

当時は子供の人数も大勢いて管理者側としては集団の規律維持に苦労したと思われますが同時に体育館や運動場も狭いという状況で全校生徒、1学年を収容するにはできるだけ省スペースで座ってもらうのが必要だった面もあります。

正座も省スペースで手を固定できますがこれは膝と腰が非常に辛く10分と持ちません。

体育座りの方がまだマシです。

時代が時代だったので体育座りも一定の合理性から受け入れられてきたのでしょうが科学的に健康への影響が指摘されているのであれば改善の必要があります。

昭和の頃にあった体育座りのメリットも令和になって子供の人数が減ってきた現状ではスペースの問題については解消しており効果が薄くなってきました。

また子供が手いたずらする問題についても前後左右で小突き合いができない程度の間隔を開けて座り教師の目が届きやすいようにするといったやり方で対応可能です。

時代に合わせてルールの見直しを検討する時期が来たのかもしれません。

 

昔は学校集会や体育の授業、運動会、その他行事で劇団が来たり映画があったものですがもちろん場所は体育館や運動場、座るときは体育座りで終わった時は床が固くてお尻が痛くなった覚えがあります。

なお途中で辛くなって胡坐をかいたりしたこともしばしばですが冬場だと床も地面も冷えます。

いっそ備品の折りたたみいすを使わせてほしかったと思いますが教師側としては準備や後片付けが面倒なので使わせたくなかったのかもしれません。

教師も忙しくて色々問題になってはいるのですが子供の健康も考えると無理に長時間体育座りをさせるぐらいだったら折りたたみいすを活用してほしいものですね。