今日は全く停戦交渉に応じる気がないネタニヤフさんのホロスコープを視ることにしましょうか。
ネタニヤフさんは1949年10月21日10時30分テルアビブ生まれということなのでホロスコープは太陽天秤座27.34度、月天秤座19.20度、水星天秤座9.38度、金星射手座12.24度、火星獅子座26.43度、木星山羊座24.00度、土星乙女座15.23度、天王星蟹座4.58度、海王星天秤座15.23度、冥王星獅子座17.59度、ASC射手座13.08度、MC乙女座26.23度になります。
誰ですか天秤座は平和主義者なんて言い出した人は。
ものすごく好戦的なんですけどこの人。
ただ天秤座は「正義」を象徴する面もあって議論だとか法律に関係してくることもしばしばあります。
この人は政治家になる前からディスカッションとか色々やっていて論戦にはそれなりに実力はあったんですかね。
あの演説内容は不出来でしたけど。
天秤座ステリウムを射手座の金星と獅子座の火星冥王星がサポートしておりまずまず出世はするでしょうね。
まあ6回も首相をやることになってますけど本人単独でそれをやるのは厳しい、誰かしら相性のいいホロスコープを持った協力者がいたのかもしれません。
しかし山羊座の木星が天秤座の太陽とスクエアになっており悪い意味で権力志向になりますかね。
実際、ネタニヤフさんは汚職とか色々やらかしてます(朝日新聞記事「汚職の有罪回避も狙いか イスラエルで司法改革案可決、内外から懸念」)。
太陽は11ハウスですけどこの11ハウスというのはどちらかというと体制側より反体制側、与党より野党の方が相応しいハウスなんですよね。
右派の主張とか与党でされると色々国際的には困るんですが。
与党の政治家とか為政者だったら10ハウスです。
10ハウスと11ハウスの職業というか称号の違いだったら政治家より革命家、皇帝より勇者だとか魔王あたりが相応しいかな?
まあ太陽以外の天秤座の星、月、水星、海王星は天秤座の10ハウス部分にあります。
獅子座の冥王星や射手座の金星の小三角もありますし何だかんだで長期政権を維持できなくもない感じですね。
ただし権力を与えるとろくなことをしません。
冥王星と金星が小三角の真ん中にある月を甘やかします。
権力を私的な目的のため、カネ儲けのために使っちゃいますね。
そんなネタニヤフさんですがこの泥沼のような状況のきっかけはやはり去年のハマスによるテロです。
ちょうど去年の秋に海王星が魚座第3デーク後半、冥王星が山羊座27度付近を運行していました。
この時期にネタニヤフさんがイスラエルの首相だったのはイスラエルやパレスチナはもちろん世界全体にとって不幸な出来事だったのです。
ネタニヤフさんの太陽に運行中の冥王星がスクエアになっていますがこれは挫折だとか破壊を表すアスペクトです。
しかもネイタルのホロスコープで木星は山羊座にあり冥王星木星合のスクエアとなりますので影響はかなり大きくなります。
周囲にも不幸が拡散します。
ガザ侵攻の一件でネタニヤフさんは永久に不名誉を負うことになるでしょう。
首相登板は6回目ですが5回分で得た功績を台無しにします。
戦争が終わったらタダで済むと思うなよ。
また運行中の海王星がネタニヤフさんの太陽及び火星とヨッドを形成、かつ、ネタニヤフさんのICに海王星が合になっています。
そして運行中の山羊座冥王星及び魚座海王星とネタニヤフさんの獅子座火星がヨッド、運行中の牡牛座天王星及び魚座海王星とネタニヤフさんの天秤座太陽がヨッドを形成します。
魚座を運行中の海王星を頂点とするヨッドを支える太陽と火星もまた別のヨッドで強化されておりネタニヤフさんのICと合になってる海王星が非常に強力な状態です。
あー…これはヤバいです。
海王星の妄想が暴走します。
海王星は夢や理想を表しますがこれがICに入ることでネタニヤフさんの野望、いやユダヤ民族が100年どころか1000年単位で抱いてきた理想を実現させるべくスイッチが入っちゃったんでしょうね。
歴史的に1000年以上の期間にわたって国がなかった民族ですがICは安心できる居場所や本人だとか民族のルーツ的なものも表します。
なおICはMCの反対側にありますので乙女座のMCだったらICは魚座ということになります。
戦争が終わったら不人気のネタニヤフさんは首相をクビになる可能性が指摘されていますがこの戦争は保身だけでなくネタニヤフさんの理想というかユダヤ教極右勢力の妄念が具現化したものです。
1000年を超える迫害の歴史、民族全体の怨念がネタニヤフさんに乗り移ったんじゃないか?
周囲は全部イスラム教国で敵に囲まれておりやらなければやられるので先制攻撃してやっつけてしまおうという妄想も入ってます。
海王星は来年3月頃まで魚座第3デーク後半をうろうろしますがネタニヤフさんは極右が理想とする世界の実現に向けて暴走しそうな予感もします。
今年9月から11月に冥王星がいったん山羊座に戻り再びネタニヤフさんの太陽がスクエアを形成しますがこのタイミングで何かろくでもないことをやらかすんじゃないか心配になってきました。
ネタニヤフさんの獅子座の火星が牡牛座第3デーク後半を運行する天王星とスクエアになりますけどまたこの人もアルゴル絡みですか…。
天王星がスイッチになって発動したアルゴルがスクエアになっている獅子座の火星を刺激して四方八方に火の粉をまき散らすわけです。
この人が首相では停戦交渉を年内にまとめるのは相当厳しい感じ、というか停戦交渉を全力で拒否しているかのようなホロスコープです。
まあネタニヤフさんにとっては6回目の首相登板時期にあたる22年から25年あたりが人生でも最悪にキツイ時期ではあるんですけど歴史に残るレベルで汚点を残しているあたりは実に残念な話です。
本人だけでなく国家というか世界レベルで不幸を拡散しているわけでこれも影響を拡大させる海王星の効果とも言えなくもありません。
民族対立とか宗教対立とかネタニヤフさん本人の権力欲も関わって非常に残念なことになっていますが天秤座28度のサビアンは「輝く影響の最中にいる男」です。
この度数の人は細かい違いより様々な人や物事の共通点に関心が向く傾向があります。
本当に?
もっとも太陽が示すサビアンはその人の人生における課題でもあります。
別に元々得意なことだとは限らないのです。
この戦争を通してユダヤ人もパレスチナ人も世界の人々もみんな等しく生身の人間で家族がいることにちゃんと気付いているのかどうか。
本人の人生が覆るような体験をすることもある度数ですがそれはこれからやってくるかもしれない、というか現状をどう認識しているか知りませんけど後々になってこの戦争が今までの価値観を全部ひっくり返すようなこともあるかもしれません。
いやそれに気づいてこれまでの極端な思想だとか汚職やって私利私欲を追求する姿勢を反省しなければなりません。
妄念から覚めてもこれまでの悪行の数々が消えることはなく来世のカルマは相当重そうですが一日も早くネタニヤフさんが改心し停戦が実現することを祈るばかりです。