1284ページ目 暑い秋、9月の運動会で熱中症

もう秋分の日を過ぎ9月も残すところあとわずかです。

が、ちょっと涼しくなったと思ったらまた真夏日が戻ってきて東京の昼は33度でした。

そんな状態では熱中症が増えても不思議ではないと思っていると滋賀県の小学校の運動会で30人もの児童が熱中症で搬送されるといったニュースがありました(YTV記事「【速報】小学校の運動会で児童約30人が体調不良訴え 熱中症か 滋賀・彦根市」ヤフーニュース)。

最近では秋でなく初夏の5月に運動会を開催する学校が多くなっていますがスポーツの秋ということで秋に運動会を実施する学校もまだまだあるようですね。

しかし滋賀県でも今日は31度を超えており真夏日でした。

こういう日に激しい運動をさせるのでは具合が悪くなる児童が出る可能性も想定されます。

 

学校側としてはさすがにいくら暑い秋といっても暑さ寒さも彼岸までと昔から言うのでさすがに秋分の日を過ぎれば過ごしやすくなり運動会を開催しても大丈夫だろうと判断したのでしょうか。

あるいは天気予報では今日あたり暑さがぶり返すとなっておりもしかすると…と思ったかもしれませんが学校もやることがたくさんあって他の日に順延はできない、コロナ禍でイベントが出来なかったので5類移行になった今年こそは思う存分やりたいと思ったので敢えて今日運動会を開催したのかもしれません。

 

色々と暑くてもやりたい、やらざるを得ない、やれるはず、といった考えがあったのでしょうがやはり気象条件を甘く見てはいけませんでしたね。

健康と安全を最優先して今日のところは順延もしくは中止あるいは体育館など屋内で開催した方がよかったです。

楽観論と精神論で何とかする、何とかしたい、何とかさせる体育会的発想で多少のことなら何とかなることもしばしばありますが暑さとかどうにもならない条件の前では歯が立たないというかむしろ被害が大きくなることもあるものです。

事故を避けるための「かもしれない運転」というのがあって起こりうる危険をあらかじめ想定して未然に安全策をとることを推奨しているのですがこれも一種のマイナス思考です。

さすがに天が落ちてくる、隕石が直撃するとかはいわゆる故事の杞憂ではありますが気温30度で児童が大勢熱中症で倒れるリスクは杞憂でも何でもなくきちんと対応しなければならないものです。

今後の運営に関しては残暑で真夏日になるリスクがある9月でなく10月あるいは5月にする、真夏日にエアコンが効いた体育館で開催できるなら当日開催するとしても校庭で開催するなら雨天順延だけでなく残暑順延も用意する、といった対応を取った方がいいかもしれませんね。

 

 

それにしても今日運動会ということなら運動会の練習だとかリハーサルはどうしてたんでしょうね。

競技もですけど児童全員の入場行進だとか退場行進だとか校庭での整列だとかかなり大変で小学校時代もけっこう練習させられた覚えがあります。

すっごい無駄な時間でしたね。

スケジュール的に夏休み明けの残暑の季節から始まっていましたが一応授業時間中なので具合が悪くなっても水を飲んではいけないことになっていました。

昭和というか平成初期だったんですけどあれは危ないです。

まあ学校からすれば子供なのですぐにあっちこっちに動くからどうしてもリハーサルをせざるを得ない、児童がよく分かっていなくて混乱が生じるだけでなく学校側も新人がいたりして児童の指示だとか監督業務をどうするのか本人たちの練習とかリハーサルもあるわけで中々大変です。

大勢の群衆をまとめるのも相当な準備は必要なんですけどさすがに健康と安全を犠牲にする、しかも本番ですらないのにそこまでやるのもさすがにどうかと思います。

真夏日に整列したり行進したりを何度もやってしかも水も飲めないとかさすがに勘弁してもらいたいものです。

秋に運動会を開催するというなら運動会の練習に関しても健康と安全を考え負担のない形で実施してほしいものですね。