加藤死刑囚の死刑が執行されました。
2008年の秋葉原無差別殺傷事件で7名が死亡、10名が重軽傷を負った事件ですが2015年に死刑が確定し今日まで収監されていました。
トラックで大勢の人が歩く歩行者天国につっこみ降りた後はダガーナイフで殺傷するという悪質極まりない事件でした。
社会を震撼させた事件で秋葉原の歩行者天国は一旦休止になりダガーナイフも規制されましたがそのあたりから非正規雇用者の生活不安なども社会問題として大きく注目されたという変化もありました。
それから14年が経ちましたが社会不安はよりいっそう高まり今もなおジョーカー大量発生という非常に危ない社会になり宗教問題も大きいとはいえ安倍元首相殺害事件も発生しています。
ヲタクの街と言われた秋葉原もゲームや書籍等の実店舗が撤退しよくある都会の繁華街という感じで往年の特色ある街並みは過去のものとなりつつあります。
それにしてもこのタイミングで死刑執行というのも何かの意図を感じなくもありません。
安倍元首相の殺害事件や京アニ放火、大阪のクリニック放火事件、各地で発生する連続通り魔事件を意識してのことでしょうか。
死刑確定から執行まで7年でしたが平均的な年数でいえば7年以下で死刑確定から死刑執行はなされており不自然というわけでもないですが凶悪犯には法に基づき厳しく対応するといった政府の姿勢を感じ取った人もいるかもしれません。
死刑制度が凶悪犯への抑止力になっているという面も否定できず凶悪犯が大量に出てくる状況で死刑廃止も中々難しいとは思いますが覚悟を決めてしまった人に対する抑止力になるかというとそれも難しいものがあります。
貧困だったり孤独だったり宗教だったり様々な背景があり各事件を個別に見ない事には判断が難しいところではあるのですが凶悪犯を生み出す社会不安を何とかしてほしいものですね。