56ページ目 都知事選

今年7月に行われる都知事選ですが自民党は独自候補の擁立を断念しました。

国政においてコロナ対策で余力がないのに加え検察庁法改正問題や森友、桜を見る会問題等々で世論の反発を受けている一方で混乱する政府とは対照的な小池都知事のリーダーシップが好感されており独自候補を擁立しても勝てる見込みは薄いと判断したのでしょうか。

選挙運動や投票所で三密になるぐらいなら延期するなりネット投票を導入してほしいと思いますがもう5月も後半を過ぎておりそれも難しいです。

ここで独自候補を擁立したらそれが余計に世論の反発を買って政権支持率が落ちないとも限りません。

現時点では有力な対抗馬は見当たらず何事もなければ小池都知事の再選になるのではないかと思います。

 

…が、自民党が独自候補を擁立しないからといって無投票で小池都知事が再選するかというとそれはわかりません。

いわゆる泡沫候補の独自の戦いです。

前回の都知事選は2016年に行われましたがその時は21名が立候補しました。

小池都知事の他、野党系の鳥越氏、自民系の増田氏が立候補しましたが在特会の桜井氏、スマイルで有名なマック赤坂氏、N国党の立花氏、といった強烈なインパクトがある人々も立候補しています。

各家庭に投函される選挙公報を見ても都知事選そのものより独自の主義主張や政策を訴えたいという印象を受けました。

選挙だって税金がかかるものの立候補するなというのは民主主義の国なのでありえません。

コロナ第2波第3波を警戒する時期に選挙とかやめてほしいとは思いますがコロナ対策とポストコロナ社会の設計で議論を喚起するために敢えて立候補するという人もいるかもしれず実際議論を喚起する効果は多少あるかもしれません。

とはいえ時期が時期なのでどうしても出馬するという人はコロナ対策を万全に行ってほしいと思います。