先月にくら寿司の醤油差しを口に含んでなめた動画を投稿した犯人3名が逮捕されました。
なお一人は既に先月の時点で逮捕され名古屋家裁に送致済みです。
多くの人が利用する回転ずしで共用の醤油差しを舐めてその動画を投稿したことによりくら寿司では醤油の入れ替えをせざるを得なくなり他の消費者にも食の安全について不安を与えました。
コロナ禍が終息してきたとはいえさすがに口に含んだのであれば何かの感染症だったらどうするのかといった懸念を持った人も相当いたことかと思います。
分別を理解できない小さな子供がやるような悪戯なのでそこまで目くじらを立てるのはどうなのかといった声も聞こえてきそうですがやったのは21歳と19歳の成人男性及び15歳の少女です。
その年で分別が付かないといった話はあり得ないしコロナ下での衛生管理の話も当然理解しているはず。
食べ物に悪戯する動画については以前に清算前のコンビニのおでんを指でつんつんした動画もあり炎上動画のリスクについても把握していたと思います。
醤油差しなめ動画を投稿すればどうなるかについて想像できなかったといった話は通らず被害金額も考えるとこれはさすがに逮捕されて当然の案件です。
この種の悪質な行為でくら寿司ではないですが同業のすし銚子丸は回転レーンによる寿司の提供をやめる、要するに回転ずしをやめることになりました。
さすがに回転ずしという業態そのものがなくなるとは考えにくいですがこの種の悪戯が続けば衛生管理を徹底するために共用の醤油差しやしょうがの提供を止める等色々消費者側が不便になってくることも考えられます。
悪ふざけでは済まなくなることもあり得ますが類似の動画を投稿しようとする人たちも逮捕のリスクがあることを認識して思いとどまってほしいものですね。
回転ずしはレーンで提供することで接客の人員を減らせる、店員に注文をしなくて済む、皿の色で値段が分かり明朗会計といった点で旧来の回らない寿司屋よりも人気を集めたものですがこうも悪戯が多くなってくると回らない寿司屋も衛生管理面から見直されてくるかもしれません。
とはいえその分敷居が高いのは如何ともしがたいわけで回らない寿司屋にも勝機が出てきたといっても回転ずしそのものがなくなるのは考えにくい、特に飲食関係ではコロナ禍からの回復で再び人手不足になってきましたが人手の確保という観点から考えても人員が少なくて済む回転ずし業態は今後も残っていくのではないかと思います。
というか全部回らない寿司ばっかりになったら高くて寿司は食えなくなりそうなので回転ずしも一部の心無い消費者の悪質行為に負けずに回転ずしを続けていってほしいものです。
