配布も製造も問題続出で不良品や使い勝手の悪さで評判が悪かったアベノマスクですが結局配布しきれない分については廃棄されるようです。
保管費用がかかる割に引き取り手が少なく不良品もあるためこのまま保管しておいても使い道がありません。
マスクが極端な品薄の状況で今後の供給も不透明だった2020年春の時点では必要でしたがもうマスクについては十分確保できています。
廃棄により損失は生じますがこれはもう埋没コストでどうにもなりません。
もったいないと言えばたしかにそうなのですが需要がないのであれば廃棄はやむを得ないでしょう。
外国に送るという選択肢もありますがこれもどれだけ需要があるか不明です。
もちろん製造工場の事情でマスクが品薄になる可能性もあるのでマスクを緊急用に確保しておくことは重要です。
日本でパンデミックにならなくても他国で起きないとも限らず救援物資として活用が必要になることも考えられます。
ただ保管するにしても品質の良い不織布マスクが他にあるのでわざわざ不良品が混入しているアベノマスクをストックする必要性も薄いです。
未知の状況に対する備えはなかなか難しいですが今後また別のパンデミックが起きた時に有効な対応ができるようマスクの件に関してもきちんと分析して今後の危機管理に役立ててほしいものですね。