大手広告代理店の電通が港区の本社を3000億円で売却するとのニュースがありました。
本業の広告事業はコロナ禍で低迷しているのとテレワークで本社に出社する必要がある人員が少なくなったためと見られています。
近年ではネット広告市場が成長し電通のようなマスメディアを中心とする広告業はだんだんと頭打ちになり時価総額でもネット広告大手のサイバーエージェントに抜かれるといった話もありました。
またオリンピックにも力を入れてきただけに中止の決定の影響がどう出るかも不明です。
本社売却後も引き続きテナントの一社として入居は続けるとのことですが今後の展開に備えてキャッシュは確保しておきたかったのかもしれません。
コロナ禍前は電通本社すぐ近くのパナソニック汐留ビルにあるパナソニック汐留美術館に行ったものですが立地的には地下鉄とJRが使えてまあ便利かなと思います。
浜離宮も歩いていける距離で環境も悪くありません。
3000億円とかけっこうな金額になっていますがたしかにそれぐらいの価値はありそうです。
電通に限らずテレワークで都心の好立地に高いお金を出して本社を構えるメリットはせいぜい見栄を張れるぐらいになってきましたが今後も本社売却を検討する企業は出てくるかもしれませんね。