1658ページ目 裏金議員、やっぱり非公認?

裏金議員の公認問題について石破首相は相当程度の非公認が出ると言い出しました(FNN記事「【速報】石破首相 衆院選公認問題「相当程度の非公認が生じる」説明責任不十分な者など 不記載議員の重複は認めず」ヤフーニュース)。

総裁選前は厳しく対応する的なことを言っていましたがいざ首相になったらすでに処分は済んでいるということで公認し比例復活もOKという話になりました。

もちろん世論から総スカンを食らったのは言うまでもありません。

他の政策でも総裁選前と正反対のことを言っており手のひら返しの酷さに内閣支持率も発足時としては異例の50%割れという有様です。

さすがにこれは不味いと思ったので再検討することになったのでしょう。

裏金議員の調査を担当した森山君が早期解散と裏金議員の公認をごり押ししたんでしょうけど国民を馬鹿にし過ぎです。

ただ今回の総裁選の論功行賞で森山君は幹事長になっています。

裏金議員公認で自民党が選挙で負けたら石破首相のみならず選挙を仕切る幹事長である森山君の責任も免れません。

そんなわけで党内で不満が出ても総裁と幹事長の責任問題になる総選挙での大敗を避けたいので裏金議員の公認について再検討することになったんでしょうか。

まあ裏金問題については全く悪いとは思っていないけど選挙で負けそうなので渋々見直す感じですかね。

非公認より重い処分を受けた人、処分継続中で政倫審に出ていない人、説明責任を果たさず地元での理解が十分進んでいない人が非公認になるかもしれないという話ですけどこれは全て満たした場合に非公認なのかどれか一つでも該当すれば非公認になるのかちょっとわかんないですね。

そういえばパンツ高木が6か月の党員資格停止処分から復帰しました(福井新聞記事「高木毅氏が福井2区の選挙区支部長に復帰 衆院選の公認可否は自民党本部が判断」ヤフーニュース)。

少なくとも5人衆は非公認にしないとけじめがつかないと思いますが6カ月とはまた微妙なタイミングでしたね。

10月の選挙で復帰してしまうわけです。

党員資格停止は西村下村高木ですけど非公認より軽い党役職停止は松野萩生田等20名ほどいます(東京新聞記事「【一覧表あり】安倍派幹部の塩谷、世耕両氏に離党勧告 裏金事件で自民党が39人処分」)。

政倫審に出たのは衆院6人と参院3人でした(東京新聞記事「衆院解散で政倫審の議決効力失効 対象の自民議員43人出席応じず」)。

説明責任を果たす気なんてこれっぽっちもないし出席はしたけど世耕君みたいな嘘つきもいましたね。

あとは地元で理解が得られていない、ぶっちゃけ選挙で負けそうな人ですけどこれは処分というより単に自民党の負けにカウントしたくないから3つ目の要件を加えたんでしょうか。

萩生田とか政倫審に出てもいないし地元で公明党との遺恨もあってどうするのか知りませんがね。

しかし相当程度非公認が出るとか言ってますけど郵政解散の時と比較するとぬるいとしか言いようがないですね。

あの時は清和会が郵政造反組の選挙区に自民党公認の刺客を立てました。

郵政問題での造反は別に法律違反でも何でもないんですが裏金問題は明確な法律違反です。

それなのに郵政解散より軽い対応では国民より自民党しか見ていないと言わざるを得ません。

相当程度ではぬるい、全員非公認が妥当です。

ブレまくりの石破首相ですが中途半端な保身は返って身を滅ぼすことになるでしょう。