SNSでも色々と工作が流行っていてウクライナのゼレンスキー大統領がウクライナ兵に投降を呼びかける動画も存在するようです。
もちろんロシア製の真っ赤な偽物でゼレンスキー大統領はAIで合成された画像、ディープフェイクでした。
偽情報で戦場をかく乱する手口は古代からありましたが近年ではSNSが使われており技術の進歩が戦場で悪用される残念な事例となっています。
こういう話ばかり出てくるとやはりネットは信用できないので対面でといった声も高まりそうですがちょうど日本の国会でもゼレンスキー大統領が22日にオンライン演説を行うといった案が調整されています。
この種の国会での演説はオンラインでなく対面で行われるのが慣例ですが戦争中かつコロナ禍で来日どころでなくやるならオンラインによる遠隔となるのは当然の流れです。
ですが偽動画などディープフェイクが横行するようになるとそれを理由にして国会でのオンライン演説などデジタル化も反対といった声やオンライン演説をまた偽動画の材料にするといった懸念も出てきます。
まあさすがに国会でのオンライン演説までハッキングされて同時刻に本物の演説の代わりに偽動画を国会で流されるといったことは起きないでしょうがディープフェイクの類の存在も考えると偽動画の削除やセキュリティ対策なども関係各所で強化してほしいと思いますね。