霜や大雨で今年の欧州産ワインは50年でもっとも不作だったのだそうです。
異常気象も一因なのでしょうがそろそろボジョレーヌーボー解禁の時期です。
毎年のように大げさな広告を出してくることで知られていますが今年の広告はどうするんでしょうね。
というか温暖化は今後も進みますがブドウの生産地が北上して北欧産ワインが人気になるのでしょうか。
…と思って調べてみたら本当にやっていました。
アラスカと同じくらい北にあるノルウェーで本格的にワインの生産がすでに行われているようです。
ワインベルトという用語があって世界でブドウの生産に適している緯度帯だそうで北緯30度から50度と南緯20度から40度なのだそうな。
この緯度だとフランス、ドイツ、イタリア、ギリシャ、日本、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン等々が入ってきます。
温暖化が進めば北緯30度と南緯20度のあたりはブドウ以外の作物に転換する畑も出てくるでしょう。
品種改良で暑さに強い品種を作るという手段もありますが温暖化の影響を受けやすい地域のワインが今後飲めなくなるといったことも可能性としては否定できません。
案外そういうことも見越してワインを買い込んで将来値上がりしたら売却しようとしている人もいるかもしれません。
100年後のボジョレーヌーボーの味はどうなっているか、というか続いていてほしいものですね。