1479ページ目 ヨーカドーの分離

小売り大手のセブンアンドアイがスーパー部門のイトーヨーカ堂を分離して上場させる検討をしているそうです(読売新聞記事「セブン&アイ、イトーヨーカ堂の株式上場を検討…経営資源を主力のコンビニ事業に集中」ヤフーニュース)。

分離後も引き続き株式は保有するものの経営資源はコンビニ部門のセブンイレブンに集中するとのことです。

 

ぶっちゃけスーパーは儲からないから切り離すということですが2000年代の時点ですでにコンビニ部門のセブンイレブン時価総額が親会社であるイトーヨーカ堂時価総額を上回っており資本のねじれ問題が発生していました。

本来なら20年前の時点でセブンイレブンが分離独立すればもっとすっきりしたのですがね。

ただ当時の戦略はイトーヨーカ堂や西武そごうが20年後に経営不振に陥ると思っていなかったらしくデパート、スーパー、コンビニの流通コングロマリットで勝ち抜く方向で進められました。

まあ実際、斜陽になりつつあるとはいえ失われた30年になるとは思っても見ませんでしたしダイエーも倒れて元々3位だったイオンがライバルになるとは思わず今後も小売業界の巨人として流通業界に君臨できると思ったのも無理からぬ話です。

しかし一般国民は年々貧しくなってきた上、ユニクロやウエルシアなど各部門の専門店をスーパー敷地のテナントに入れたショッピングモールの方が総合スーパーより満足度が高い商品を提供できるとあってより一層、総合スーパーの凋落は進みイトーヨーカ堂は大規模なリストラを余儀なくされました。

しかしそれでも止血できそうにないので切り離す処置となったのでしょう。

20年前の戦略が結果的にコンビニ部門はともかくスーパー大手としてのイオンとセブンアンドアイの明暗を分けたんでしょうね。

 

検索すると2005年4月20日付の同社資料「持ち株会社設立について」が出てきたので読んでみます。

この時点ではイトーヨーカ堂セブンイレブンデニーズジャパンのグループ3社が上述の資料を出していますがコーポレートガバナンスの強化とグループ企業価値が当時の経営統合の目的として挙げられています。

グループ全体で当時は売上高6兆円、店舗数29000店、来客数1日当たり1800万人となっていますが1ドル150円の円安になる前、コロナ禍直前の2019年の営業収益は約6兆8千億円に過ぎずこの20年間でたいして成長出来ていませんでしたね。

しかし海外のセブンイレブンが円安とインフレで大きく収益を伸ばし2023年2月期の営業収益は11兆8千億円と20年前の2倍に迫る水準となっています。

コロナ禍の最中に米国でコンビニ大手3位のスピードウェイを買収したのも非常に大きかったようです(ダイヤモンド記事「セブン&アイが円安効果で売上高10兆円台へ!「グループ解体危機」乗り切る会心経営判断とは?」)。

この乾坤一擲の大勝負でコンビニ部門、特に海外売上を大きく伸ばし国内事業、特にイトーヨーカ堂が足を引っ張っている構図はより一層鮮明になりました。

米国のセブンイレブンに客として訪れているかもしれない海外投資家からすれば日本人にとっては身近でも米国など海外投資家が全く訪れることのないイトーヨーカ堂を切り離せと言いたくなるのも無理からぬ話です。

むしろ日本に米国の収益が吸い上げられるぐらいだったら物価上昇がキツイのでその分米国セブンイレブンで値下げして消費者還元しろと思っている米国の消費者だっているかもしれません。

その辺は米国の資本の論理で日本のイトーヨーカ堂を切って生活の消費者の選択肢を減らすのはいかがなものかといった日本の消費者もいるので難しいところですけどね。

2005年時点で想定する事業ポートフォリオは「コンビニエンスストアはグローバル展開、スーパーストアは構造改革、レストランは安定成長そして金融関連の収益が台頭」とのことですがこれはこれで想定通りの成果が出た、というかコンビニ部門がぶっちぎって想定以上の成果を出してしまったが故にグループのパワーバランスが大崩れしてしまって現状のイトーヨーカ堂を中核とする企業グループの秩序は維持不能になったということですね。

米国のコンビニ事業をМ&Aで強化したら2005年のグループ再編後鳴かず飛ばずだった全社的な業績が一気に伸びました。

本当に2019年まで一体君たちは何をやっていたの?と言いたくなるような業績拡大ぶりですが一方で縮小を続ける国内市場ではいくら構造改革をやったって追い付くはずがありません。

10年20年の長期的視点で見れば海外展開できるコンビニ一強になる、レストランは安定的にジリ貧というか円安と人件費高騰でどうなるか分からないし後はコンビニの店舗網を活かして金融事業を強化するぐらいでしょうか。

00年代の時点でもすでに日本市場が縮小していく傾向はありましたが20年代になってからはより鮮明になりましたね。

なお2005年2月期の時点でセブンアンドアイにおける金融関連収益は54億円に過ぎませんでしたがセブン銀行の2023年12月期の経常利益は229億円となっています。

金融事業を強化する戦略はきちんと成果を出せたと言えます。

ただシナジーに関してはやはり疑問符を付けざるを得ないですね。

金融部門に関してはコンビニがもっとも相性がいいけどスーパーでも外食でも全部対応可能です。

ただコンビニとそれ以外、特に海外のコンビニ部門とのシナジーは果たしてどれだけ追求できるやら。

しかも海外のコンビニ部門が稼ぎ頭ですから基本的に金融部門以外はお荷物になります。

海外に進出しようにもイトーヨーカ堂は基本的に駅前の好立地に出店するノウハウはそれなりにあるでしょうが駅前を中心に繁華街が形成されるような文化がない国でそのノウハウが通用するというわけでもありません。

中国など同じアジア圏に進出もしましたが米国のコンビニ事業ほどのけん引力はなかったですね。

ブランド力も進出した当初の90年代00年代中盤はあったものの10年代あたりから地元勢のレベルアップで差が縮まり芳しくない状況になっています(ダイヤモンド記事「イトーヨーカ堂苦戦、資生堂躍進消費の二極化進む中国市場の明暗」)。

そして20年代には中国でも店舗のリストラを行っています(ダイヤモンド記事「イトーヨーカ堂・中国1号店の閉店にショック!中国人に25年愛されたワケ」)。

デパートも同じくシナジー効果はあんまり期待できそうにないですしデニーズに関しては元々売上高500億円にも満たない水準なので大勢に影響はなさそうです。

西武そごうを切り離した程度では不十分だといった声も出てくるでしょうね。

スクラップ&ビルドで好採算の店舗だけ残す方向も所詮は延命措置に過ぎません。

そのあたりは地方都市にたくさんあったデパートの閉店と似たような感じになりますかね。

日常の買い物だったら食品スーパーと各分野の専門店があれば足りるのです。

2005年時点では総合スーパーの衣料品部門を再活性化する方向も模索はしています。

例えば単品だけでなくコーディネートで販売する、イージーオーダーなどスーツ部門を拡充する、自社でSPAを強化するといった感じですね。

ただこれは専門店がもうすでにやっている、というかユニクロに勝てるか?スーツも最近はオーダーが流行ってますがこれも長年レッドオーシャンな戦いを繰り広げてきた青山などスーツ量販店大手に対抗できるとは思えないのですよ。

コーディネートだってかなりセンスを問われますがそういうのも提案できる人材は引く手あまたで果たして斜陽の衣料品部門に来てくれるかどうか。

やるんだったらものすごく投資をしないと難しいし客層を考えると投資額の割に薄利多売にならざるを得ないでしょうね。

スーパーの衣料品にも安い割にはデザインが良い掘り出し物とかあったりしてファッションに興味があった時期にはけっこうチェックしたものですけどファッションに興味がある人全員がスーパーの衣料品売り場をチェックするかというとそんなこともない、せっかく仕入れ担当がかっこいい、可愛いデザインの商品を用意してもそういう商品が欲しい人はセレクトショップとか行っちゃうんですよね。

まあコスパも考えたらデザインはともかく割高過ぎるのでセレクトショップで買うのはちょっとなぁ…と思うのですがそれでもおしゃれを追求したいという客層が集まってくるのでそれでもビジネスとして成り立つんでしょうね。

スーパーの衣料品には安さとそこそこの品質しか求めない、とにかく安くて着用できればそれでいいという人がメインの客層になりますけどそういう人は衣料品売り場にとってはあんまり儲けにはなりません。

品揃えをよくすればよくするほど労力はかさむ一方で商品そのものはともかくブランドイメージがダサいスーパーの衣料品売り場という状態ではどうしたって上手くいかないのは容易に想像が付きます。

総合スーパーの衣料品売り場が儲からないのは総合スーパーの衣料品売り場だからというのが理由なのでスーパーで衣料品を扱いたいならスーパー本体が衣料品を取り扱うのをやめたほうがよさそうです。

そんな感じで総合スーパーのてこ入れは難しかったわけですが結局20年前にセブンイレブンがイトーヨーカ堂の親会社になって資本のねじれを解消する、あるいはセブンイレブン株をイトーヨーカ堂が手放すことで資本のねじれを解消すべきという主張が正解だったという結論になりました。

この20年を振り返ってみてコンビニのグローバル展開とセブン銀行など金融サービスの強化がもっとも適切な戦略だったと言わざるを得ませんけど果たして20年前の経営陣には2024年がどうなっているか想像できていたか。

その辺については鈴木敏文さんの話も聞いてみたい気もしますが日本の衰退ぶりに関してはまさかここまで酷いとは思いもしなかった、もしかしたら今みたいな感じになるかもしれないなと頭の片隅で思っていたかもしれないけど当時の状況から信じられないので頭の片隅からも追いやったという人もけっこういたのかな。

私だってイトーヨーカ堂がここまで凋落するとは思ってもいませんでしたし。

コンビニに関しては国内はともかく海外は堅調に成長していくでしょうがイトーヨーカ堂は徐々に中核から外れて縮小均衡で生き残りを図っていくということになるんでしょうか。

10年後は一体どうなっているでしょうね。

もし分離上場したらその時点の長期経営計画と10年後の現状を読み比べてみるのもいいかもしれませんね。

 

 

1478ページ目 理事長の独裁と学問の自由

案の定というべきか裏金問題で離党した近畿大学の世耕理事長が近畿大学入学式に出席した件及び入学式でのあいさつが炎上しています。

まあ当然です。

先日も述べたので割愛しますが入学式に出席するのは賛否両論ある、出なければ出ないで逃げたとのの批判は免れないのですが挨拶で新入生に自分の立ち位置を理解して立派な人材になれ的な趣旨の話をしたのは不味いです。

本人がもっとも立ち位置を理解できていないし立派じゃないのが明々白々です。

この人はちっとも反省していないのがよくわかりましたね。

 

こんな人に近畿大学という日本屈指のマンモス大学の理事長が勤まるのか甚だ疑問ですが今回の挨拶については新入生の授業で取り扱うことになっているというから二重に驚愕です(産経新聞記事「近大教授は理事長・世耕氏出席の入学式をどう見たのか 今年度からメッセージ動画で授業も」)。

記事によると「1年生対象のゼミで世耕氏のメッセージ動画を見て議論する授業回が設けられた。」とのこと。

これは教職員や学生の立場で考えたら非常に困惑するでしょうね。

今回炎上した挨拶動画を見て議論しろって何という恐ろしいことを言い出すのやら。

裏金問題もあるので世耕辞めろコールとかも発生してものすごいカオスなことになるか世耕批判お断りで北朝鮮とか中国みたいなひたすら独裁者を褒め称える授業回になるのかいずれにせよ傍目からみたらなかなか大変なことになりそうです。

経営は理事がやって教育は教授が担当するにしたって理事長挨拶を題材にした授業を行うにあたってはその挨拶をした理事長、世耕氏本人との話はもちろんあったのでしょう。

というか世耕君が授業で「俺様のありがたい挨拶を褒め称えるべきだ、世耕マンセーの学生にはA評価を付けろ、世耕落選しろとか言った奴は落第な」とか言ったんじゃないか?

そういえば中国の大学入試でも習近平マンセーの出題がなされましたが(日経記事「中国、大学入試に「習思想」出題 若年層への浸透狙いか」)本質的にはこれと同じです。

近大を中国みたいな独裁国家にでもするんでしょうか。

習近平は大学入試における習思想の出題で若い世代に自らの思想を広めようとしてますがそういえば世耕君は総理大臣狙いで衆議院に鞍替えしようとしてましたね。

世耕君の狙いは若い世代に選挙目当ての広報活動にあるんじゃないか?

御存じの通り現代では18歳から投票権があり新入生も有権者です。

入学式の挨拶動画で世耕君の名前を宣伝して選挙の際に本人や自民党に投票させるという意図があったのかもしれません。

近畿大学といえば3万人以上の学生数を誇る西日本で最大級のマンモス大学で和歌山県にもキャンパスがあります。

本部は東大阪市にありますが和歌山県出身者も多く下宿してるけど和歌山に家族がいるという人もいます。

また離党はしましたけど離党前に授業で世耕君の挨拶動画を取り扱うことを決めてますし比例投票に備えて顔を売る意図もあったのではないか。

近畿大学は他にも広島や奈良、福岡にもキャンパスがあり西日本の広範囲に学生や家族が住んでいることになります。

いいんですかね政治家がこんなことしちゃって。

政治家の仕事と大学理事長の仕事は関係ないから近畿大学の理事長は辞めないと言い張ってますけど近畿大学理事長の立場を活かしてがっつり政治活動したいんじゃないかと思えてきます。

少なくとも授業で取り扱うことで大勢いる近畿大学の新入生の間で知名度は上がるでしょうし全く知らない人に投票するよりは世耕君に1票入れてやるかと考える学生もいるかもしれません。

大学理事長の権力を利用して学内で知名度アップで票を獲得したいとか立ち位置を分かってないのは世耕君だと言わざるを得ません。

 

あからさまな選挙目当ての授業はいかがなものかと思いますが本当にどういう成績評価をするんでしょうね。

中国の大学入試では小論文が出題され共産党習近平を褒め称える内容は加点対象となるようですが世耕君マンセーの人ほど成績評価も高くなるのであれば成績評価をエサに思想統制を行っているようなものでアウトです。

選挙の票稼ぎの他に世耕マンセーで学内の思想統制を行う意図があるんだったら理事長挨拶を授業で扱い成績評価の対象とするのは学問の自由に反するので認められません。

 

とはいえそういうのが一切ない、むしろ批判的客観的に検討できるほど高評価というのであれば一考の余地があるかもしれません。

今回の挨拶だけ見れば特に問題なさそうですが裏金問題など近畿大学理事長としてでなく政治家としての言動も踏まえて挨拶動画の内容を検討するのは反面教師として非常に有意義です。

なぜその挨拶になったか、その挨拶内容は適切かどうかを検討するにあたっては挨拶を行った世耕君の立ち位置だとか他の言動についてもリサーチした上で判断しなければ議論も深まりませんからね。

そういった意味ではこの挨拶動画を授業で取り扱うのは世耕君にとってものすごくリスキーなんですけどそこまで知恵が回らなかったのかな?

大学は高校以前の学習過程を踏まえて批判的思考、クリティカルシンキングが重要になってきます。

もちろん批判的というのは非難するという意味でなく「物事や情報を無批判に受け入れるのではなく、多様な角度から検討し、論理的・客観的に理解すること」という意味になります。

たとえ絶大な権力を持つマンモス大学の世襲理事長にして元経済産業大臣、清和会五人衆の一角であったとしても是は是、非は非で権力者の言い分を無批判に受け入れるのでなくこれまでの言動など多様な角度から検討し、論理的・客観的に世耕君の挨拶内容を理解するのも学問を行う上でいい訓練になります。

世耕君の挨拶や背景となる世耕君の言動については論点がてんこ盛りです。

入学式での世耕君の挨拶も政倫審での白々しい嘘つきぶりもネット上にたくさん関連記事がありますしディスカッションを行うにあたっての素材に事欠きません。

世耕君マンセー縛りがなければものすごく楽しそう、勉強になりそうな授業になるんじゃないかと思わなくもありません。

離党した世耕君が今後どうするのか2Fさんの動きもあり流動的な面もありますが近畿大学の運営についても選挙目当てのセコイ宣伝だとか習近平みたいな思想統制はやめるべき、もっと言えば国会議員と大学理事長の二足の草鞋は両方が中途半端になるので近畿大学理事長も辞めてほしいんですけどね。

 

 

 

1477ページ目 急なアクセス数の上昇

いつものようにブログを更新しようとはてなブログを見たらお知らせに何か通知が届いていました。

1日のpvが100超えたということでした。

pvは600になっています。

え?何で?

このブログ、基本的に訪問者数はゼロなんですが。

コロナ禍以後に生活のリズム維持の一環も兼ねてその日の午後に何かしらの記事を書くという趣旨もあるんですけど特にアクセス数を増やして広告収入を得るだとかそういう意図は全くないです。

わざわざ〇〇〇〇ページ目とか検索しても出てこないだろうなというタイトルにしてますしアクセス数が増える要素なんて特にないのですが。

 

…いや悪い意味で目立って炎上したからアクセス数が増えたんじゃないか?該当した炎上記事は何ページ目だ?と思ってはてなブログアクセス解析を見てみました。

しかしどの記事も特にアクセスを集めているといったこともなく有意な数字は確認できませんでした。

とりあえず炎上で悪目立ちしたわけではなかったようです。

 

ただどうにも気になる、一体何で急に増えたのか分かりません。

急に閲覧数が増える理由について何か調べてみることにしました。

アクセスを増やして広告収入を増やすにはどうしたらいいか的なサイトばっかりなんですが色々見てみるとよく見られる記事が増えた、ツイッターとかFacebookなどSNSで集客があった、スパム目的のアクセスが増えた、記事の内容がその時期に話題性のあるテーマだった、グーグル検索の上位にきたといった要因がブログのアクセス数急増の理由として挙げられています。

どうもどれもピンときませんね。

記事の内容関係については上述の通りどの記事が特に閲覧数を増やしたかどうか不明なのでたぶん内容は関係ないです。

流入元の情報もアクセス解析のページにありましたが一番多いのは同じくはてなブログからのアクセスですしグーグルとかの検索上位になったという話はないですね。

SNSについては個人的には起承転結のある長文でまとめたいのでツイッターとかFacebookはやってないですね。

まあ翌日には普通にゼロに戻って安定です。

このタイトルだともしこのブログを見つける人がいても連載物で1ページ目から読まなくては…と思う人がいるかどうかは知りませんが連載物でも何でもありません。

ただの私個人の日記です。

別にどのページから読んでもOK、読み飛ばしてもOKなのです。

自分で書く際にブログを何回投稿したかなというのが分かりやすいから、前のヤフーブログでも同じ発想で10年継続したからというだけの話です。

マイペースでやっていきたいので誰が見ていても見ていなくても特にいつも通りなんですが結局何があったんでしょうね。

調べても今一つすっきりしなかったのでそこはちょっと気になりますね…。

 

追記

昨日確認した時点でゼロだったんですけどついさっきアクセス数を見たら翌日に700とかありました。

どの記事が読まれたのかは不明でこれも特に変化なしですが一体何が…?

 

1476ページ目 近所の火災

近所で火災がありました。

集合住宅の2階ですが怪我をした人はいたものの死者がでなかったのが不幸中の幸いです。

室内だけでなく天井裏まで火が燃え移っていたのは後々が大変ですね。

天井裏に放水することになりますがハンマーで天井を破壊しなければなりませんし天井が水浸しになるわけですから雨漏りと同様の補修が必要になるんでしょうね。

消火活動の放水による損害は隣も含めて火災保険の対象になるとはいえ水浸しではさすがに別の場所に仮住まいせざるを得ません。

まったく火災には本当の本当に気を付けなければなりませんね。

1475ページ目 逆切れ清和会

裏金問題は激アマ処分となりました。

2Fは不出馬表明で処分なし、離党勧告は塩谷と世耕、党員資格停止はアンダーソンと西村、党役職停止は武田良太松野博一萩生田光一、林幹雄、平沢勝栄三ツ林裕巳堀井学橋本聖子山谷えり子となっています(毎日新聞記事「自民裏金、党紀委員会、議員ら39人処分の内容」ヤフーニュース)。

なめてるんですかね国民を。

金額も金額ですし不出馬だからお咎めなしで説明責任すら果たさないというのも派閥の大ボスとしていかがなものか。

まあ耄碌して説明もおぼつかなさそうな気もしますがね。

塩谷と世耕は未練がましく文句を言っています。

 

座長の塩谷は心外だとのことですが(FNN記事「【速報】自民・塩谷氏が再審査請求の検討表明 離党勧告処分の理由に「誤認ある」 岸田首相の処分見送りにも疑問」ヤフーニュース)そういうことならまず一般国民に説明責任を果たしてもらおうか。

知らぬ存ぜぬで座長になったのは去年のことだったから分からんと言い張っていますがこの人は細田派時代の事務総長で会長代理でもあったんですよね。

さすがにこのポジションだったら蜃気楼がこしらえた裏金システムの話は知ってるに決まってんだろ!

事務総長は会計処理にタッチしてないとかじゃあ事務総長って一体何なんだよ。

会計事務すら扱わない事務局というのも不自然すぎるのだが。

秘書が勝手におかしな会計処理できるわけねーだろうが!

裏金システムを知らない人間が会長の代理もできるはずなかろう。

まあ岸田上等兵の処分がない件に関しては一理あるがそもそもの問題になった清和会の面々が逆切れするのもいかがなものか。

処分に不服だそうだが裏金議員は即辞職してもらわないと一般国民としては納得できないのだが。

離党ですらぬるすぎるのにふざけるなよ塩谷。

そもそも裏金問題で責任を認めないというのもある意味小者宣言なんですよね。

カネの流れを把握できてない人に派閥の幹部が勤まるはずないんですがカネの管理もできないような人はもう議員バッジは外した方がいいと思いますね。

 

んで世耕ですが色々言いたいことはあるそうでやはり未練タラタラです(産経新聞記事「世耕弘成参院幹事長「断腸の思いだが離党決断」「明鏡止水の心境」」)。

いやいやあんた政倫審で記憶にないを連発しておきながら後になって記録が出てきた、でも黒塗りで非開示ですとか言う白々しい大嘘を吐く奴に議員としての職責を果たせるわけないだろ。

離党より議員辞職しろとしか言いようがないな。

明鏡止水とは心に邪念がなく済み切った心境という説明がコトバンクにありました。

もう裏金問題の話とか二転三転する説明とか邪念そのものなんですが。

というかコトバンクの明鏡止水の解説の下の方に明鏡止水というワードを使った二人の政治家の話が掲載されていました。

「日本では、「明鏡止水」の発言で有名な政治家が二人います。
 一人は、一九三四年に収賄疑惑で文部大臣を辞任した鳩はと山やま一いち郎ろう(後の首相)。国会で追及を受け、「明鏡止水の心境」と述べましたが、後に冤えん罪ざいが判明します。
 もう一人は、一九八九年に約二か月間、首相を務めた宇う野の宗そう佑すけ。消費税導入後の世論の逆風に加え、自身のスキャンダルも加わって、衆議院選挙で惨ざん敗ぱい。やはり「明鏡止水の心境」とのコメントを残して、首相を辞任しました。」

という内容です。

ああなるほど政治家が「明鏡止水」という言葉を使うのはつまりそういうことか。

私は悪くない、冤罪だぞと。

おいこら世耕お前ふざけるなよ。

お前が「明鏡止水」という言葉を離党の際に使ったことで「明鏡止水」とは政治家の未練そのものという意味だと解釈する人が出てきちゃうじゃないか!

明鏡止水という本来美しい言葉が嘘つき政治家のせいでケチがついてしまいました。

「明鏡止水」に謝れ!

サンスポ記事「自民党離党の世耕弘成氏が近大入学式であいさつ「立派な社会人として巣立って」ヤフーニュースも確認したがまあ理事長が入学式に出席しないというのも不自然な話ではある。

オリパラの一件で捕まった歴彦も表彰式に出席してたしな(中日スポーツ記事「KADOKAWA元会長の角川歴彦さん、保釈中で「晴れがましい場に出ていいのか」粋な配慮に感謝 『新藤兼人賞』を受賞」)。

ただマンモス大学の理事長と国会議員の二足の草鞋は非常に問題、どっちも重責で兼任するのは大企業の社長が国会議員を兼任するようなものでどっちも中途半端になりかねない点で問題だと思うがね。

あと国の予算を大学の補助金だとか研究の助成に引っ張ってくるのも我田引水過ぎるんじゃないかとも思う、特に原子炉とかな。

まあその話はいずれまた別のところでするとして変化が激しい社会で立ち位置をしっかり把握して立派な社会人として巣立てだと?

世耕お前どの口がそれを言うかな。

物価上昇で苦しい生活を送り上級国民のやりたい放題に対する憤怒の念が高まっている社会で裏金議員に注がれる視線をスルーするのは立ち位置が分かっていないとしか思えないし嘘ばかりで裏金作ってやりたい放題の裏金議員は少なくとも立派な社会人とは言えないぞ。

というか新入生の中にはあの世耕が理事長の大学で大丈夫?と思った保護者や学生もいるかもしれないし教職員からも理事長としてどうなのかといった話が上がっているね。

上述の歴彦氏は「僕はいま晴れがましい場に出ていいのか、こういう賞を受賞していいのか逡巡(しゅんじゅん)しました。保釈人でありますから。ですけど選考委員の皆さんの粋な配慮と大いなるおとこ気に感謝して喜んで受賞させていただくことにした」とあいさつで語っているがオリパラの汚職は許すことはできないものの反省らしき点は幾ばくか伝わってきたのでちょっと見直したぞ。

それに比べて世耕よ、近大入学式の出席者の中で一番立派じゃないお前が立派な社会人として巣立てとかもう反面教師としか言いようがない、静岡県知事の川勝みたいな明らかにアウトな発言こそしていないものの言ってることとやってることを照らし合わせる限りこの入学式のあいさつもかなり不味い部類だぞ。

少なくとも裏金議員はバッジを付ける資格以前に社会人失格としか言いようがないのだが記憶がとんで磁気ストライプ式のカードみたいな脳みそをお持ちの世耕君にはどう考えても近大という日本屈指のマンモス大学の経営は無理だと思うよ。

もうカネだったら親の遺産もあるだろうしニート暮らしでもOK、61歳だったら第二の人生を考えるなりアーリーリタイヤでもいいんじゃないかな。

 

おいこら萩生田、実質お咎めなしの処分内容だがお前ふざけるなよ。

八王子市長選挙の後で裏金の話をやっと出してきたが(FLASH記事「萩生田光一氏、裏金公表は「地元の選挙が終わってから」の姑息…カネは机の引き出しに保管で「まともな感覚じゃない!」」ヤフーニュース)金額もほぼ3000万円だしこの処分内容は甘すぎる。

失敗した人に寛容じゃないのは寂しいとか甘ったれんじゃねえ!

自己責任論が横行する社会にしてしまったのは清和会の世論誘導だろうが!

郵政解散でも反対者に刺客を送ってるが他人に対する厳しさを示したのも清和会なのを忘れちゃいないよな。

郵政解散の件は各自が信条に基づいて意思表示を行ったもので違法性はない。

だが裏金については明確に問題、使途も内容を精査して私的流用が出てきたらそれも脱税案件になるからな。

郵政解散を前例とするなら清和会もそれ以外も裏金議員には全員刺客を送らないと不公正、有権者だって自民党は支持するが裏金議員は当選させたくないという場合の別の選択肢がないと野党に投票せざるを得ないのだが。

というか政調会長を辞任しただけじゃ明らかに足りない、都連会長も含めて一切全部の役職を辞めないとな。

蜃気楼の意向が強く反映された処分になってるがそもそも蜃気楼に電話して聞いたけどシロだと判断しましたとか一般国民を馬鹿にするのもいい加減にしろ!

あの蜃気楼が正直に答えるわけないだろ。

証人喚問で偽証罪ありの場所でやってもらわなければ話にならんのだよ。

 

ろくでもない人たちばかりですがなんでこんなのが政治家になっちゃうんでしょうね。

まあこんなのだから政治家になりたがるんでしょうね。

しかし一般国民からすればたまったものではありません。

他の候補もまったくあてになりませんが少なくとも裏金議員にだけは絶対に票を入れたくないですね。

新陳代謝を進めるという観点もありますし今まで国会議員になったことがない新人を裏金議員の刺客として送り込めばそれなりに選挙ではフレッシュさやクリーンさが評価される、岸田上等兵がダメな人でも幾ばくかは選挙で戦いやすくなると思うのですがね。

まあケチが付いた裏金議員を切れるか切れないかが自民党の今後にもかかわってくるかなという気もします。

 

 

1474ページ目 小林製薬とコーポレートガバナンスコード

紅麹サプリ健康被害が続々と出てきますがコーポレートガバナンスにも大問題があることが発覚しました。

社外役員に紅麹サプリの健康被害問題が共有されたのは3月で社会への公表直前まで知らされていなかったというのです(日経記事「「紅麹」情報共有2か月遅れ 小林製薬社外取締役に対し」)。

伊藤レポートで有名な伊藤邦夫氏ら大物社外役員がいたにもかかわらず全く不祥事防止に機能していなかったことは先日も述べましたがまさか知らなかったとは…。

もうここは完全にアウト、無原則な会社と言うしかないですね。

 

小林製薬も当然コーポレートガバナンスコードは批准していますが実質が全く伴っていないのが明々白々です。

コーポレートガバナンスコード基本原則2「上場会社は、会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の創出は、従業員、顧客、取引先、債権者、地域社会をはじめとする様々なステークホルダーによるリソースの提供や貢献の結果であることを十分に認識し、これらのステークホルダーとの適切な協働に努めるべきである。 取締役会・経営陣は、これらのステークホルダーの権利・立場や健全な事業活動倫理を尊重する企業文化・風土の醸成に向けてリーダーシップを発揮すべきである。」については消費者や取引先への情報開示が遅れ健康被害が広がり死者まで出ていますのでステークホルダーとの協働は全くできていませんし、そのような問題を起こす企業文化・風土を見る限り健全な事業活動を行うための企業文化の情勢はできておらず社外役員含む取締役会や社長らはリーダーシップを発揮していなかったと言わざるを得ません。

基本原則3「上場会社は、会社の財政状態・経営成績等の財務情報や、経営戦略・経営課題、リスクやガバナンスに係る情報等の非財務情報について、法令に基づく開示を適切に行うとともに、法令に基づく開示以外の情報提供にも主体的に取り組むべきである。 その際、取締役会は、開示・提供される情報が株主との間で建設的な対話を行う上での基盤となることも踏まえ、そうした情報(とりわけ非財務情報)が、正確で利用者にとって分かりやすく、情報として有用性の高いものとなるようにすべきである。 」についても健康被害という非財務情報の開示が遅れ死者まで出ておりコンプライアンスも何もあったものではありません。

株主総会でも原因となった物質の特定ができていないと社長は言いましたがその翌日に厚労省から原因物質が公表されています。

1日の誤差がありますがこの時点で厚労省と情報共有していなかったというのも考えにくいです。

小林製薬だって化学メーカーですし調査研究能力はそれなりにあるでしょうし情報があったにもかかわらず株主にきちんと説明しなかったのは建設的な対話になっていないと言わざるを得ません。

そして基本原則4「上場会社の取締役会は、株主に対する受託者責任・説明責任を踏まえ、会社の持続的成長と中長期的な企業価値の向上を促し、収益力・資本効率等の改善を図るべく、 (1) 企業戦略等の大きな方向性を示すこと (2) 経営陣幹部による適切なリスクテイクを支える環境整備を行うこと (3) 独立した客観的な立場から、経営陣(執行役及びいわゆる執行役員を含む)・取締役に対する実効性の高い監督を行うこと をはじめとする役割・責務を適切に果たすべきである。 こうした役割・責務は、監査役会設置会社(その役割・責務の一部は監査役及び監査役会が担うこととなる)、指名委員会等設置会社、監査等委員会設置会社など、いずれの機関設計を採用する場合にも、等しく適切に果たされるべきである。」も大物社外役員らが役に立っていなかった点を見る限り全くできていないと言わざるを得ません。

健康被害の公表を遅らせるというとんでもないリスクテイクが行われたわけですが情報を共有していた社内役員はとんでもないことです。

もし情報が早く公表されていれば死なずに済んだ命があったはずなのにな。

社外役員も知らなかったでは済みません。

さすがに問題があまりにも大きすぎます。

社長ら創業家役員に対し実効性の高い監督はできたのか?

小林製薬の取締役会は過半数が社外役員で一見すると模範的な役員構成です。

独立の社外役員によるけん制効果が発揮できるはずなのですがそれは情報共有がきちんと行われ社外役員も経営上のリスクを認識できていることが前提になります。

不都合な情報ほど隠蔽しようとする経営者としては社外役員とは情報共有を行わない可能性を伊藤邦夫大先生ら大物社外役員は認識できていたでしょうか?

事実上、小林家のワンマン商店の小林製薬ですが社内が大変なことになっているのに2か月も気づかなかったのはどうなんでしょうね。

煙たがられるでしょうが自分から情報を入手しに行かないと今回のように社会に公表する直前に爆弾情報を伝えられ為す術もなく大怪我することだってあるのです。

 

2月には取締役会が増配を決議していますが規定上小林製薬は株主総会決議なしの取締役会決議だけで増配できることになっています。

健康被害対応や損害賠償を考えると増配している場合ではないですがもし社外役員が健康被害問題を知っていれば増配は見送りになったかもしれません。

なにせ取締役会は社外役員が過半数ですからね。

というか取締役会の過半数に情報共有せず行った取締役会決議は果たして適正と言えるのか?

事実上社内役員だけ、特に大株主の創業家役員だけで増配を決めるというのもワンマン経営としか言いようがありません。

社外役員を過半数以上にするのが推奨されるのはこの種のワンマン経営を牽制するためであるのですが情報を共有しなかったのは情報を共有したら増配が否決されると思ったので小林社長らは社外役員と情報共有しなかったんでしょうね。

取締役の過半数が社外役員の会社については社内役員が社外役員に情報共有しないリスクがあり小林製薬に限らず社外役員に情報が共有される仕組みづくりも進めなければなりませんね。

社外役員制度が決して役立たずということはありません。

ガバナンス改革が行われず社内役員だけの取締役会だったら情報の共有はあったとしても創業家社長ら経営者のイエスマンで結局牽制ができないリスクがあります。

そもそも小林社長らが情報共有を公表直前まで遅らせたのは独立社外役員により増配を阻止される可能性を認識していた、利益誘導にとって社外役員が障害になると認識していたからなわけで脅威でないと認識していたのであれば情報は共有されていたでしょうね。

社外役員制度自体は有効な制度なのです。

とはいえさすがに問題があまりにも大きすぎますし今回の件は知らなかったで済ませて言いレベルではないです。

仮に小林家のイエスマンでなかったとしても社外役員もけじめをつけてもらう必要があると思いますね。

 

 

1473ページ目 火災危険度マップとインフラの老朽化リスク

元旦の地震から3か月経ちましたが能登では未だ断水している世帯があります(日経記事「続く断水、能登なお7800戸」)。

老朽化した水道管が多数発生しているためです。

それだけ震度7の衝撃が大きかったということですが東日本大震災より7倍も損傷が多いというのが気になります。

東日本大震災から13年経過しましたが2011年の時点でぎりぎりだった水道管が老朽化でもう無理な状態になっていてもおかしくはありません。

ただ国土強靭化計画でかなり土木には予算が下りたはずなんですがいったいどこへ消えてしまったのか。

もちろん水道管だけでなく他のインフラも修繕が必要ではあるのですがちっとも強靭化できていなかったということになります。

予算配分を間違ったんじゃないか?という気もしますが予算だけでなく工事を施工する職人さんも不足してますし震災発生リスクが大きく人口も多い地域を優先して整備した結果として耐震化が間に合わず震度7が来てしまったのかもしれません。

自治体も自治体で過疎化が進むことが見込まれ再整備したインフラが結局使われないことを考えた可能性もあります。

 

とはいえ地震が来て水道が使えず火災の消火もできなかったり数カ月も水道が使えないという地域に二地域居住だとか地方移住したいかというとさすがに嫌ですね。

せっかく地方移住したのにインフラが復旧できず生活できないのでまた別の場所に引っ越さざるを得なくなるのも困ります。

全国に張り巡らされた水道管全部を耐震補強するのにいったいどれだけの予算がかかるか不明ですが水道に限ったことでなく老朽化した道路も破損するリスクがあるわけでインフラの老朽化具合というのは気になるところです。

 

インフラ老朽化マップとかないですかね。

いざ火災が発生して水道管が使えなくなった場合、その地域の火災リスクは跳ね上がります。

たとえ新築で火災に強い家を建てたとしても他の家から延焼する可能性もあります。

そういう場合の地震保険料とかどうなるんですかね。

保険会社からすればインフラの老朽化を踏まえて水道管が地震で使えなくなるリスクを考慮した保険料を設定しないと採算がとれないし他の地域の保険契約者からすれば地震で水道管が使えなくなる地域の保険契約者と保険料が同じというのはリスクに見合った保険料設定でないという点で不公平だと思う人もいるかもしれません。

保険会社あたりは資金力があるのでインフラの老朽化と震災で水道管が使えなくなるリスクを見積れるんでしょうけどその辺の一般個人がそれをやるのはなかなかハードルが高いわけで移住してから初めて地震保険料が高い地域だったと気づいたらがっかりするでしょうね。

 

避難ルートを考えるのにも困ります。

学校や公園など避難場所が水道管が老朽化していたり道路が破損しやすくなっている地域を通らないとたどり着けない、最短距離だとそういう火災発生リスクが高い場所、能登地震のように街ごと大火事になる場所を通過しなければならない場合、避難する過程で火災に巻き込まれ最悪死亡するリスクも考えられます。

火災危険度マップも一応ある、建物が古くて燃えやすい家が多い地域は見えない場所にある水道管も老朽化している可能性もありインフラの老朽化した地域と火災発生リスクが高い地域は重なることも想定されますが避難ルートを検討するならやはりインフラが老朽化している場所は避けたいところです。

水道管の耐震化はきちんと進めていくとして整備が後回しにされてしまう、地震までに耐震化が間に合わない可能性も想定してインフラの老朽化についての火災危険度マップ等に反映させてほしいと思いますね。