新社名はメタというそうです。
メタバース、仮想空間など新規事業を伸ばしていくため社名変更したようですが果たしてどれだけ認知されるでしょうか。
現社名は主力事業の名称でもあるフェイスブックですがSNSとしては圧倒的な知名度があります。
もっともそれが重しになるのも事実で社名が主力事業や主力商品の名称の会社は企業ドメインが狭く多角化や事業転換が難しくなりがちです。
フェイスブックがフェイスブック以外の事業を行おうとしてもなかなかブランドが浸透しない、フェイスブックの印象が新規事業に影響するリスクもあります。
とはいえフェイスブック一本足打法ではいずれ頭打ちになる、実際フェイスブックの印象は近年では個人情報の問題等で悪化しておりむしろフェイスブックの悪印象を一新して新規事業に軸足を置きたいという希望の表れかもしれません。
…が、世の中、名前を変えたところで印象が変わるかというとそうでもなく個人情報の保護を疎かにする状況が継続するなら何も変わらない、あるいはより印象が悪化しフェイスブック離れが加速するでしょう。
本業が厳しくなれば新規事業どころでなくなるリスクもあります。
メタという社名を聞いてメッタメタという言葉を連想してしまいましたが社名変更以前に利用者の保護や社会貢献、ヘイト対策、適切な納税等々をちゃんとやってほしいものですね。