文化庁が京都に移転し今日から本格的に業務を始めました。
地方創生の一環で東京一極集中を改める、災害に備えて首都機能を分散する、1000年以上続く京都奈良の文化財管理を円滑に進めるといった観点から2016年に移転が決まったものです。
とはいえ文化庁には9の課があって実際に移転するのは5課で残る4課については東京で業務を行うことになります。
文化庁も文化財の管理だけでなく国会対応や他省庁との連携、国際対応、著作権関係の業務も取り扱っておりこれらは現状で東京を離れるのが難しいといった事情もあります。
なお人数ベースだと3割が東京に残り7割が京都に行くことになります。
とはいえコロナ禍を経てテレワークも進んできましたので遠隔地でも対応できる業務も移転が決定した2016年より増えたのではないかと思います。
京都と東京の往復は年間1400回が見込まれていますがリモート勤務も上手く活用できればより減らせるかもしれません。
文化庁の長官も在任中は京都で勤務するそうですが支障なく機能すれば他省庁でも霞が関を離れる動きが出てくる可能性もありますが果たしてどうなるでしょうか?
それにしても移転に伴って職員も京都に移住ということになるんでしょうか。
そういえばついこの間に京都で空き家課税の話がありましたが今思うとそれも理由で総務省からOKが出たのかもと思わなくもありません。
お役所同士でも色々話があったのでしょうか。
文化庁移転に伴って職員も家探しが必要になりますが京都の不動産事情からすれば人口流入でより不動産の需要が増えます。
南近江や丹波地域からの通勤で住居を確保した人も少なからずいるんじゃないかと思いますが京都市内から遠めのところに住んでリモート勤務をするといった話も今後出てくるかもしれませんね。