とうとう日銀が為替介入に動きました。
必要なら対策をとると言いながらいつもの通りの口先介入あるいはやるやる詐欺で結局何もしないと思っていましたがさすがに1ドル145円はヤバいと判断したようです。
この為替介入で一時は1ドル140円台まで円高になりました。
状況を注視するといった発言もよく聞きますが当面は一応1ドル145円台が円安の下限という認識になりそうです。
とりあえず見ているだけのスタンスではないことは確認できましたが1ドル140円でもかなりの円安です。
今日は秋分の日でこれから日が短くなっていきますが3カ月もすれば冬の到来です。
そのあたりの事情もあって冬前に一度伝家の宝刀を抜いて牽制しておこうといった意図もあったのかもしれませんが1ドル140円台で燃料を調達するとなると暖房代が今冬はより高くつきそうです。
さりとて利上げして量的緩和をやめれば国債の利払い費や住宅ローンや奨学金ローン等にも幅広く影響し政府も一般国民も苦しくなり当分は為替介入で相場を牽制するといった形になるのでしょうが政府による為替相場の操作を何度もやれば諸外国からの反発も出てきますし介入に使う外貨準備高だって無限ではありません。
八方ふさがりの中で為替介入のカードを切ったわけですがその後に切るカードが続きません。
3か月後はいったいどうなっているでしょうか…