780ページ目 たった100万円しか貰ってない、いや十分でしょ

三権の長の一人である細田衆議院議員の発言が問題になっています。

「いったい、いくら歳費をもらっていると思いますか。議長になってもね、毎月もらう歳費は100万円しかない。“しか”というと怒られちゃうけど、そんなにもらってるのかと言うけど、会社の社長は、1億円は必ずもらうんですよ、上場の会社は」 という内容ですがこれはたしかに炎上しても不思議でない案件です。

毎月たった100万円しか貰っていないといってもずっと100万円に届かない、それどころか失業してゼロの人だって大勢います。

しかも税金が原資でそれを聞かされたら不愉快になって当然です。

そもそも100万円分の仕事をしたのか?という話も出てきますがこの人のおかげで国民の生活が豊かになったといった話はまったく聞こえてきません。

さらに上場会社の社長は必ず1億円貰うと言っていますがこれも大嘘です。

上場会社の社長の平均年収は2021年度だと4766万円です。

たしかに1億円以上の高額報酬を貰う人もおりそういう人は開示の対象なわけで本当に社長全員が1億円貰っていたら全員年収が開示されますが実際には開示対象になっていない人のほうが多いです。

加えて先日も民主党の元国会議員が議員パスで無料でJRに乗車しようとして問題になりましたがこういう特権も含めて考えれば国会議員の報酬は決して安くないと思います。

明らかに社会一般の金銭感覚から乖離していますがこんな人が衆議院議長という議会の秩序を保つ人に相応しいかというと疑問と言わざるを得ません。

というかこの人の地元は島根県ですが島根県の平均年収は約297万円で月給換算だと約25万円です。

有権者の月給は4分の1なのに月100万円を「たった」と言ってしまうような意識の持ち主が当選できたのが不思議です。

細田氏は今回の発言についてどういうつもりなのかよく説明したほうがいいと思いますね。