まさかパラリンピック選手村でトヨタの自動運転車が事故を起こすとは思いもしませんでした。
輸送には何の問題もないと定例記者会見で言いつつも実際にはこの事故が起きていたことを把握していながら報告は1日後という残念さです。
しかも事故に遭った北薗選手は欠場です。
コロナ禍で開催されたパラリンピックですがまさかコロナでなく事故で欠場者が出るとは思いもしませんでした。
視覚障害があり自動運転車に気がつかなかったという状況ですがこの種のケースはこれまでも懸念として想定されてきましたがよりにもよってこのタイミングで発生するのも非常に厳しいものがあります。
トヨタですらこんな事故を起こすようでは日本の技術力も大したことがなく五輪で日本の凋落ぶりを示す問題がまた一つ増えたといった話が国際的に広まってしまうかもしれません。
自動運転に対する懸念もますます大きくなることでしょう。
トヨタは警告音を大きくするといった事故防止策をとるようですが音を二倍にしても周囲の騒音で聞こえない可能性やイヤホンをつけていて聞こえない可能性もありうるため万全ではありません。
万全を求めすぎると何もできなくなるといった話もあるとはいえ選手村での事故を考えると慎重にならざるを得ないものがあります。
といって自動運転車を普及させて視覚障害を持つ人が事故に遭いやすくなるという状況はバリアフリー社会の実現にとって障害になるのではないかといった声も出るかもしれません。
社会が納得できる自動運転の安全対策は今後大きな課題となりそうですね。
…それにしてもオリパラでまた大きな問題が起きるとは思いませんでした。
多くの関係者がこのイベントで失脚したり評価を下げたりと散々なことになっていますがトヨタですら例外ではありませんでした。
もう本当に今回の五輪は呪われているとしか思えません。
まだパラリンピックは続きますがとにかくこれ以上問題が起きないことを祈るばかりです…