518ページ目 横浜市長選

与党系がものすごいまけっぷりでした。

下馬評では終盤で当初は本命と見られていた小此木氏が敗北といった話がでていましたが蓋を開けてみると投票終了即負け確定でした。

現職の市長も立候補して与党系の票が割れた、コロナ禍で従来の集会重視の選挙戦が難しかった、カジノ反対派が多く地元の有力者を敵に回した、ワクチン接種が進んでいない、入院できない、菅首相の側近なので支持できない、等々様々な要因がありますがやはりコロナ対策の問題が大きかったのでしょう。

さすがに命の危険が迫っている状況で何もしてくれない人々を支持できるかというとそれは無理というものです。

小此木氏は代々横浜を地盤とする政治家実業家の一家で閣僚にもなっておりよほどのことがない限り落選はしないだろうということで衆院議員を辞めて横浜市長に立候補したわけですがまさかこの結末を2か月前の段階で予想できたでしょうか。

コロナ対策がうまくいかなければ支持率にも直結する状況ですがオリパラ開催後はメダルラッシュで与党に支持が集まると考えたのは菅首相だけでなく小此木氏も同じで選挙戦を甘く見ていたのかもしれません。

なお本人は政界引退するようですがまあ小此木家は横浜経済界でも力を持っており食い扶持には困らずアーリーリタイヤということになるんでしょうか。

 

さて横浜といえば菅氏の地元で市議時代から強い影響力があったはずですがその地元で負けるということで相当大変なことになりそうです。

が、本人は相変わらず首相を続ける、次期総裁選も勝つつもりでいるようですが果たしてどうなることやら。

コロナの感染状況次第ですが1か月先どころか1週間先2週間先もどうなるかわかりません。

何がどう転ぶかわからないのは昨年の8月も同様でしたが今年の8月は菅氏にとっては真逆の意味で難しい状況です。

これからどうするんでしょうね。