116ページ目 gotoキャンペーン東京だけ除外

急転直下で旅行補助gotoキャンペーンの対象が東京だけ除外に決まりました。

東京都在住者の旅行および東京を目的地とする旅行についてはgotoキャンペーンの対象になりません。

いったいなぜこういうことになったのか。

東京でコロナ感染者が増加しておりここで県外への旅行者増加を推進すると東京からコロナが地方へ拡散する恐れがあります。

その一方で感染者が増加していない地方まで自粛するのは過度な対応であり厳しい状況に置かれている観光業が持ちこたえられません。

このため感染者が多い東京だけ除外という話になったようです。

東京都だけ損することになりますがさすがに新規感染者が連日のように200人越えという状況では止むをえません。

都民だけキャンペーンを利用できないのは平等でないのでキャンペーンは一律全国で実施すべきとの都民の声もありますがその場合は地方から東京のせいでキャンペーンが延期になり楽しみがなくなった、生活が苦しくなったなどといった声が上がり地方VS東京の対立が深まる可能性があります。

実際、兵庫県知事からコロナの感染拡大に関して諸悪の根源は東京といった発言が出ましたがその種の声が増加するのは避けたいところです。

さて新規感染者は20代30代、夜の街関係が多くなっていますが今回のgotoキャンペーン東京除外でよりいっそう若者や夜の街関係者に対する視線が厳しくなる可能性が考えられます。

夜の街の感染拡大防止が不徹底だったせいで期待していたgotoキャンペーンを利用できなくなったと思う人もいるかもしれません。

感染者が出たが店名非公表、利用客が把握できず濃厚接触者の特定ができない等の問題もありますがこれは困ります。

また医療従事者への支援も重要です。

歌舞伎町に近い東京女子医大ではコロナで大変なのに給与が減ったため大量の退職希望者が出ています。

東京の夜の街関係の感染が拡大している状況でベテランや中堅の看護師が大量にいなくなった場合、医療崩壊のおそれも考えられます。

新人で補充すればよいという案も休校長期化の影響で実習ができなかった新人がどれだけ戦力になるか。

ベテランや中堅がおらず研修も十分にできず実習不足の新人しかいないという状況では事故がおきるのではないかと心配になります。

gotoキャンペーン東京除外以前に東京は旅行どころでない状況になってきましたがリスクの高いところを重点的に対策していくべきだと思いますね。