あの名門ブランドのブルックスブラザーズが破綻しました。
コロナにより売り上げが激減したことが引き金になったようです。
ブルックスブラザーズと言えば創業200年を超えるアメリカントラッドの名門で世界中のエリートビジネスマンにとって定番感のある安定したブランドでした。
日本でもレナウンが破綻しましたが米国のアパレルも同様に厳しいようです。
ただブルックスブラザーズについてもスーツなどかっちりしたビジネスウエアが主力のブランドなのでオフィスで進むカジュアル化の流れで逆風をコロナ前から受けておりそこへテレワークの急激な進展で支えきれなくなったというところでしょう。
このあたりはレナウンなど日本のアパレルと同様の状況です。
2年前に新宿の文化学園服飾博物館でブルックスブラザーズ展がありブルックスブラザーズがこれまでの長い歴史で作ってきたスーツを見てきましたが色々なバリエーション、スタンダードでクラシックな定番スーツだけでなく派手なピンク色のスーツやギャツビーが着る華麗なスーツから侍ジャパンの着るオフィシャルスーツ、一風変わったミリタリー柄のスーツ、等々見ていてなかなか面白かったです。
…が、見ている分にはともかくスーツを着て高温多湿な日本国内を歩き回るのも普段着で過ごすのもけっこう負担です。
パーティーやセレモニーなど改まった場ではともかく平素のシーンでは別にユニクロで十分です。
もうずっとユニクロのチノパンにビジネスワイシャツ(夏は半袖)に寒い時期だけジャケットのビジネスカジュアルで過ごしていますが今後はますますスーツの出番は減っていきそうです。
ブルックスブラザーズでさえ持ちこたえられなかったのでは今後も名門アパレルで破綻するところが他にも出てくるかもしれません。
まあブルックスブラザーズはジャケットを1着持っていますがしっかり作っていて品質は良いです。
ブランド力はあり品質も高くスーツの需要は減っても完全にはなくならずビジネスカジュアルでもジャケットなど一定の需要はあるのでブランドの買い手は金額次第ではつくのではないかと思います。